初診の方へ

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セカンドオピニオンを含めて泌尿器科疾患全般を対応します。

特に男性機能障害、更年期障害などの青年から中年・高齢者の男性がだれでも罹患するQOL疾患では、他施設からの紹介患者も多く、学会の中心的メンバーとして参画しています。

  • 排尿障害や尿失禁については内服治療が中心となります。
  • 手術は、自己血を貯血して行うため、同種血輸血はほぼ行わずに根治手術を遂行しています。
  • 悪性疾患は、腎・尿管、膀胱、前立腺、精巣、陰茎など、あらゆる泌尿器科癌の手術及び抗がん剤投与を行っています。
  • 良性疾患は、前立腺肥大症を中心にして内服治療や手術療法を行っています。
  • 健康診断で異常を指摘された項目(血尿やPSA高値など)は、可能な限り早期に結論が得られるように検査を行います。

当院 泌尿器科の取り組み

医療安全

医療安全で最も大切なことは、患者さん・御家族と医療者側とのコミュニケーションにあると考えております。
他病院での事例の多くはコミュニケーションエラーが原因と思われます。
昭和大学藤が丘病院 泌尿器科では、外来での病状説明の際に時間的ゆとりをもてるように努力しています。
そのため、治療方針が決定し、病状が安定した場合には、昭和大学藤が丘病院泌 尿器科と連携している医療機関を御紹介させていただいております。
病状に大きな変化があり、入院加療や精密検査が必要な場合は、担当医師からの御連絡のもとに適切に対処させていただきます。
入院患者さんの回診は毎朝および毎夕に行われます。
軽微な病状の変化を見逃さないことと患者さんおよび家族と頻回に会話するように努力しています。
また、主治医制をとっておりますが、全員が主治医グループとして全ての患者に対して診断・治療を行っています。
毎朝のブリーフィングおよび毎夕のデブリーフィングを行うことで医員全員が主治医として診療を行っています。
医師の全員が患者の状態を正確に把握すること、そして病状をその都度頻回に説明することは医療事故を防ぐ最も大切なことであると考えております。

地域連携

近隣医療機関からのご紹介は、紹介元の医師に対し頻回に病状の御報告を行いますので、患者様ご本人が報告することは不要です。
病診連携として当院 泌尿器科では診断と初期治療(手術や内服薬)を担当し、病状が落ち着いた時点で近隣の泌尿器科専門医の協力を仰ぎながら治療をすすめています。
このように、待ち時間や治療効率を改善するために紹介・逆紹介を行っておりますので、安心して主治医から紹介状をもらって受診して下さい。
また、地域連携の取り組みとして3ヶ月毎に症例検討会を開催しています。

主な対象疾患

  • 副腎腫瘍
  • 腎臓癌
  • 腎盂・尿管癌
  • 膀胱癌
  • 前立腺癌
  • 精巣癌
  • 陰茎癌
  • 尿管結石、膀胱結石
  • 前立腺肥大症
  • 陰嚢水腫
  • 健診結果での異常(血尿、PSA高値など)
  • 排尿障害
  • 尿失禁
  • 頻尿・夜間頻尿
  • 排尿痛

紹介状がない場合

紹介状がなくても診察は受けられますが、初診時選定医療費をご負担して頂く事になります。
初診の患者様で紹介状をお持ちでない方につきましては、保険で定めた負担金以外に、初診にかかる費用としまして初診時選定療養費を別途ご負担いただくことになりましたので、ご理解のほどお願いします。

初診時選定医療費5,500円(税込)
初診時選定療養費3,300円(税込)

初診時選定療養費とは

厚生労働省の基本方針で「地域の病院や診療所」と「病床200床以上の病院」との機能分担の推進を図るため、200床以上の病院の初診に対して、他の医療機関の医師の紹介状がない場合には、初診時の特定医療費として新たな患者様の自己負担が定められました。
これは、初期の診療は地域の医院や診療所などの「かかりつけ医」で、高度・専門医療は「200以上の病院」で行うことを目的として、平成8年度に厚生労働省の特定医療費に係る療養の基準に記載された制度です。
(保険医療養担当規則第5条の4)
できるだけ「かかりつけの医院・診療所」から紹介状を出してもらって御来院下さい。
紹介状をお持ち頂くと、その事前の診療情報等によりスムーズな検査を行う事ができます。

NDCへのご協力のお願い

当診療科は、外科系の専門医制度と連携したデータベース事業、「National Clinical Database」に参加しています。
趣旨をご理解のうえ、ご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、データのご提供を希望されない場合には、担当医までお知らせください。